
リフト係とは、スキー場利用客がゲレンデの山頂付近まで登るために乗るリフト乗り場で
乗客補助、降客補助、リフト操作を行います。
上記の3つの役割を30分毎のローテーションで回しながら業務を行っていました。
リフトの稼働時間は、スキー場の営業時間やナイター営業の有無によって異なりますが、
私が担当したゲレンデでは8:00〜17:00までの勤務でした。
スキーリゾートで働いていた実体験をもとに、リフト係の一日の仕事内容について書いていきます。
リフト係一日の仕事内容
オープン前の業務
朝は多くの場合雪かきからスタートとなります。
地盤面の除雪やリフトを稼働しながらシートの雪を落とし拭いていきます。
また稼働時に異音がしないかなどのメンテナンス、無線のチェックなど故障がないか確認を行っていきます。
地盤面は雪かきを使い平らに締め固めていきます。
乗客補助の業務
乗客補助は2人乗りリフトの場合は一人。
4人乗りリフトの場合は二人体制で誘導する事が多いと思います。
リフトのそれぞれの間隔は5秒に一度くらいのペースで回転してますので、
お客様を適切に待機位置や、乗車するよう誘導していくことが必要です。
ちなみに私が担当したリフト乗り場は、子供や初心者向けのゲレンデでした。
初心者の場合はスピードを落としたり、子供の場合は状況により
座面の後ろから脇の下に腕を回しリフトに乗せていきます。
一連の流れとしては、
- お客様を待機位置誘導しながらリフトのシートの雪をほうきで掃く。
- 乗車を促す。または補助。
- セーフティーバーという落下防止のバーを下ろす。
- 次のお客様様を誘導
お客様の安全に関わる仕事なので精神的にものすごく疲れます。
お客様の少ない時間帯で雪を運び、削れた地盤面を雪で埋めていきます。
降客補助の業務
降り場は基本的には一人体制が多いかと思います。
降客補助はお客様が降車時に転倒した場合、即座に停止ボタンを押し、
転倒者と後続の乗客の安全を確保するのが主な仕事にななります。
転倒した場合の対処方法ですが、転倒後に重要な事は頭を下げてもらうことです。
転倒後直ぐにリフト停止ボタンを押すのですが、実際止まるまでは3秒ぐらいのタイム差があり、
後ろのリフトと接触する可能性があるからです。
降車はスノーボーダーの方にとって難しい動作になります。
転倒理由として多いのは
- 片足がボードから外れてる為片足でコントロールしようとし滑りが安定しない。
- 雪面にボードのエッジが引っかかってしまう。
などが主な原因でおこります。
ちなみにスノーボードで上手に降りる時コツは
ソファーから立ち上がるように真っ直ぐスッと立ち、
目線は足元でなく真っ直ぐ前を向いて降りてもらう事です。
リフト操作の業務
リフト操作は、併設されている操作室にて、
リフトの運転・停止、リフト速度の向上・低下を操作する仕事です。
暖かい部屋でのしごとになるので体力的には楽ですが、
安全を管理する管制室になる為、業務の注意が必要になります。
乗客から停止の要望やお客様の雰囲気を見て、適切な対応をとる必要があります。
むやみやたらにスピードを落とすと、リフトの回転が遅く渋滞してしまう為適切な判断も必要になります。
まとめ
リフトの仕事は安全を管理する仕事の為、単調な仕事の中でも神経を使う必要が手を抜くことは出来ません。
ただ体力的にはローテーションで業務を行うため、勤務時間8:00-17:00に対し、
稼働時間は6時間程度で体力的にはかなり楽でした。
レストランや、レンタル場でも勤務致しましたが、リフト係が断然楽ですし特別な経験ができるので
スキーリゾートのアルバイトではオススメでした!
スキー場でスキーやボードを楽しめる体力を残し、楽しくアルバイトで稼ぐ事も出来たので総合的には★5つでした!
おわり